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前川清、藤圭子と今陽子

 前川清は、デビュー当時、例えば「長崎は今日も雨だった」では最後の「雨だった」の部分のように、高音に上がる時に女声っぽくなるのが魅力の一つ(ロスインディオスもそのケある)だった。その後も徐々に歌唱力を増していき、1995?~2002が絶頂期だとおもう。まさに「脂の乗り切った」時期(実際歌っている時額に汗かいている)である。 

前川清 熱唱!「中の島ブルース」ほか9曲/2000 - YouTube

 特に「流行歌」はちょうどこの時期、良いタイミングで出された名曲だと思う。歌いこなせるのは彼しかいないのでは。たぶんデビュー直後ならとても歌えない。他の歌手も絶対無理だと思う。「おまえを追いかける」あたり、この曲はいい歌手にいいタイミングで会ったと感じる。

  前川清同様、歳を重ねるたびに表現力がついてくる歌手の一人が山口百恵だと思っている。最後、「夜のヒットスタジオ」で歌った「THIS IS MY TRIAL」は凄まじい。 

山口百恵 最後の出演 - YouTube(番組全て)

 

 一方、藤圭子のようにデビュー当初がバカみたいに上手い歌手も、今陽子のようにずっと歌唱力を一定に保ち続ける歌手もいて、三者の差はどこから来るのだろうと思う。