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「あなたと二人散った街」の所

秋庭豊とアローナイツ(S48)/中の島ブルース

中の島ブルース 秋庭豊とアローナイツ - YouTube

 

長崎はよく歌になるが、S38~S50の13年間で見てみると、

春日八郎(S38)/長崎の女

青江三奈(S43)/長崎の夜 ……初めて聞いたのは藤圭子版だった

中井昭・高橋勝とコロラティーノ(S43)/思案橋ブルース……角川博も合う

内山田洋とクールファイブ(S44)/長崎は今日も雨だった

瀬川瑛子(S45)/長崎の夜はむらさき

秋庭豊とアローナイツ(S48)/中の島ブルース(S50以降大阪・長崎追加)

を筆頭としてかなり多い。

 

S40年代の歌手さんは歌声が各自個性豊かで色がある印象がある*1。なんでだろう。歌手さんの年齢がS45年で30歳前後、各地旅館・キャバレー・健康ランド等でのデビューを18歳とすると、S33年前後から歌を披瀝していたことになる。復興も終え、ラジオから洋楽も入ってきて久しいという時代の下で、客の反応がすぐわかる場所で長く歌っていると、各自客が楽しむように楽しむようにと工夫を重ねて個性がついてきたり、色をまとったりするようになるのだろうか

「最近の歌は」とよく言うがいわゆる演歌以外の曲はそんなことは全くなく、いわゆる「演歌」が「上手いカラオケ程度」になっていると思われる。客が悪いのか、歌手が悪いのか、作詞家・作曲家が悪いのか、音楽会社が悪いのか、理由はなんだろうか。

*1:上にリンクを貼った曲でいうと「あなたと二人 散った街」の部分は素人離れしているし、こんな風に音程を取るという発想がそもそも自分には生まれない