2016年(平成28年)10月を写真で振り返る
着色すると綺麗だ。全部こうして着色したものをつくってほしい。鮮烈な青。
二、23日【旧逸見浄水場】
航空母艦のいずもはおいといて
旧海軍の逸見浄水場。横須賀水道の。いろいろ水道用の橋梁・トンネルが各地に残っていて、技術レベルの高さが分る。それよりも、建築様式も西洋の最先端を意識しているのが驚き。「西洋並み」と認められるには、技術レベルだけでなく藝術レベルも求められていた雰囲気だったのか?
こんなのみると、もう終わった時代を想い起させる。
三、23日【渋谷公会堂公演】
当時19歳でのうたごえ。
マスターテープが劣化するまま打ち捨てられているのが悔しかったが、
10月23日にあわせたのかしら?
もうこれで自分は成仏。
2016年10月末時点の勉強状況
今やっている勉強は、大別すると以下の通り。()内は使用参考書よ。
{1.大学の授業関係}
ミクロ経済学(授業ノート)
会計
微積分(マセマ)
{2.外国語の資格}
【TOEFL、IELTS】
・TOEFL4000(アルク)→きわめたん5000
TOEFL90点、IELTS6.5くらいとらないと。受けたことない。
【仏検2級】
・白水社の過去問→赤本
・『中級を目指す人のフランス語文法』のディクテ
・『フランス語基本熟語集』→『フランス語そのまま使えるフレーズブック』
・『仏検準1級・2級必須単語集』→単語カード#1~#250くらい
{3.法学関係}
【刑法】・山口厚の教科書と橋爪隆の授業
→【民訴】【行政】あたりをこの後。
全部楽しいけど。
2016年(平成28年)8月を写真で振り返る
振り返ると、8月は長かったなと思える。
一、8日【横須賀本港・長浦港に行く】
たまたま横須賀地方隊南極観測用砕氷船「しらせ」(AGB5003)がいた。第一護衛隊群第一護衛隊護衛艦いずも(DDH183。横須賀)はまあいるだろうと思ったが実際行ってみているのを確認すると嬉しかった(横須賀に寄港初日に偶々見た)。しらせの隣にいるのは第一護衛隊群第五護衛隊護衛艦たかなみ(DD110。横須賀)。浦賀ドックで最後に建造された船舶。浦賀ドックは設計部門に親戚が勤務していた。
二、11~12日【会津旅行】
幕末の会津藩(松平容保施政下)の勉強の為行った。実際は事前の読書に負う部分が多かったが、色々会津側の考えと私の考えの相違も見られてそこが面白かった。例えば、松平容保は鳥羽伏見の戦いで逃げた腰抜けで、白河城・猪苗代城をすぐに捨てたり日光方面の戦闘に戦闘経験の少ない西郷頼母を投入するのを許可したり、使えない人物だと私は思ったが、諸所の解説板にはそうは書いていなかった。西郷頼母は鶴ヶ城落城時みなが対策を練っている中「全員自決!」と騒いだ上、一家を心中に陥れながら自分は生き延びたとんでもないヤツ、と思ったが、寧ろ現地では「和平を唱えた和平派」ということになっていた。
三、同じ。
583系N1・N2編成臨時快速あいづ。横浜に何度も来たり、最近縁が深い。今年で解体だな。先頭車に乗車。翁島あたり、会津磐梯山が良く見える。
四、通時【読書】
特に中公新書が多かった。以前の記事「【2016年8月】今月読んだ本」参照。
何も無い
Gustav Mahlerの作品の中で好きなのは
2.交響曲第4番
の2つ。まあ共に世界観が類似している所も多かろう。逆に、人気の第1番が、聴いていられない。どーしてもガチャガチャうるさく聴こえてしまう。
どうしてマーラーは時々、急にこういった明るい、至福の音楽を作れるのか。それは、マーラーが「常に病的に死の影を恐れ続けた」からだと考えられるし、自分もそう思う。死を怖がる、終わりを意識するほど、生の明るさが意識される。
むかし、自殺しようと帰宅時(夜)、駅の近くの河川に向かったことがある人が、自殺を考えた理由として、「毎日毎日、電車に乗って往復するだけで何もなくてゲンナリした。誰にも必要とされていないし、死んでもよいと思ったから」と言ってきたことがある。「なにもない」から自殺に向かう事が(とくに、現代は)あるのではないか、と思った次第である。こうした精神状況の改善方法は、とにかく(私の趣味の範囲で言うと、だが)庭園に行ったり、家族以外の誰かに会ったりすることで、下手に解決へと積極的に動かない方が(精神的にそちらに動けないだろうが)良いと思われる。ちなみに、前出の人は、「揺れる川面をじっと見ていたら向かい風の強風が吹いてきて、止められたようだったから」との事。深層的には、何かしら理由を見つけて死にたくないのであろうか。
【2016年8月】読んだ本
先頭の数字は通し番号。()内は読んだ日付。
1(1)、竹内正浩『地図と愉しむ東京歴史散歩 地形篇』中公新書
2(1)、星亮一『奥羽越列藩同盟』〃
4(2)、磯田道史『龍馬史』文春文庫
5(2)、〃『歴史の愉しみ方』中公新書
これは、おすすめ。「勉強が楽しい」という感覚が分らない人が多いと思うが、勉強が楽しいってこんな感じだよ、と伝わってくる。古文書解読の勉強始めようと思うきっかけ。
6(2)、入江相政『城の中』中公文庫
入江相政は終戦時の侍従職で、八・一五事件の被害者。大宮人だけあって、近衛師団が掛かってきても泰然、硫黄島が落ちても、「これでB29は定期便で来るようになるだろう」とか言っている。ちょっと、侍従職になりたい。
7(5)、沢木耕太郎『流星ひとつ』新潮社
今月文庫化されたのですが単行本を持っているので、そっちを読んだ。引退直前の藤圭子との対談。
信楽高原鉄道の事故とかは、ちょっと管理体制がひどいぞ。
関係ないけど、岩波は三島由紀夫が嫌いですなー。岩波文庫にも岩波現代文庫にも入れない。『共産党宣言』とか、そっちは充実しているのにねぇ。
11(7)、市川寛『検事失格』新潮文庫
『刑事訴訟法やっちゃうと、下手に人権意識が付いちゃうから検事には不向き』なんだと。やっぱり、権力を持った訴追側はこうなりますか、という話。検事一人で3桁の事件も持つことがあるとか。
12(12)、『日本の歴史(第五卷)』小学館
面白い。梁塵秘抄がよく引用されている。今夏、出光美術館で観た「伴大納言絵巻」もあって懐かしい(子供の喧嘩に親が出るシーンね)。
14(19)、磯田道史『江戸の備忘録』文春文庫
やっぱり、すごい人だ、磯田さん。